プロット→ミニネーム→ネームの作業

自分がマンガを描くにあたってとにかく詰まるのは、原稿(=作画)に入る前段階、具体的には、「プロット〜ネーム完成まで」です。

月1本、10ページ前後の連載を続けて3年くらいになりますが、最近ようやっとこの辺の自分の作業手順がクリアになってきました。手順を書いたノートを捨ててしまう前に、ここに複写を残しておくことにします。

これは、とにかく取り掛かるために残す、自分用のメモです。読まれる場合は、あくまでご参考程度に。

全体を見やすくするため、脚注を多用しました。

 

  

進み方

プロット*1

 ↓

ミニネーム*2

 ↓

ネーム*3

 

自分は現在こんな手順をふんで、内容をかためてから作画に入ってます。(プロットとネーム、それぞれ編集さんチェックが入ります)

漫画の作り方は人それぞれなので、ミニネームとか初めて聞いたわという方、プロットやらんでもネームはじめから描いたらええやんという方、プロットもネームも作らないでいきなり作画できますという方もいます。

 

プロット

  1. とにかく「これでやってみるか」というネタを手に取る。
  2. 「はじめ」と「終わり(オチ)」を書く。
  3. 「あいだ」を埋める。

文章は簡潔に。 ダラダラ書くと、話のスジが見えなくなり、迷子になる。

「おわり(オチ)」 も真っ先に決めるのは、着地がわからないとこれまた迷子になるからです(私が)。

 

加えて、気をつけるのは以下の通り。

 

キャラのセリフやナレーション文は、すべてきちんと書く【重要】

じゃないと、このあとのネーム作業で必ず詰まる絶対に詰まる。必ずセリフは全部書いてくれ自分よ。逆にキャラのしぐさなどは、よっぽど重要じゃなければ書かなくていい。*4 

 

ネタがないとき

とにかく参考資料を読む。読んでるうちに描きたい興味が出てくることが多い。

テーマは決まっているけど広げられないというときもまず調べること。ググることからでもよい。

 

ふわっと「こんな感じの…」というのがあるとき

「こんな感じ」を具体的な単語にして、検索したり本を読んだりして調べる。具体的な知識が増えると、自然とプロットも出てくることが多い。

 

とにかく気軽に書き始める

とりあえず書いてみて、「ダメそう」となったら別のネタでまた書き出してみる。とにかく気軽に。書き出してみないとなにも始まらないぞ。

  

文章を書くツールはなんでもいいですが、自分は最近は家でGoogleドキュメントに打ち込んでいます。

外でるときは、iPhoneのメモに打ち込んだり、ノートとペンでプロットの骨組みだけ書いて作って家で文章に落とし込んだりしていました。 *5

 

ミニネーム→ネーム

  1. プロットを印刷し、青ペンを用意
  2. ページ構成・コマ割りを想像しつつ、どこで改ページするか線を引く(10ページ前後の漫画なら、作業時間15分くらいで終わる)
  3. 余白にミニネーム用の四角をたくさん描く
  4. ミニネームを描く。セリフやページ送りはここで調整してOK。
  5. ミニネームが全ページ描けて、これで良さそうなら、ノートなどにネームを清書する。(人に見せないならここで終えて、すぐ原稿に入ってもいい)

ミニネームのいいところは、自宅以外でも作業しやすいこと。

ちゃんと大きいノートに描くネームはやっぱり人目が気になるけど、ミニネームなら絵は基本的に棒人間レベルでしかいれることがない(いれなくてもいい。自分がわかれば)ので、カフェでも作業できる。

ちなみに青ペンというのは自分の趣味です。以前は無印の青ボールペン使っていたのですがペン軸の仕様が変わってしまったので、いまはSARASAの青ボールペンを愛用しています。書きやすいです! 0.5が好き。 

ミニネームのもう一つのいいところは、ネームをやる際に迷わなくなることです。プロットに線をひいてページ送りもだいたい決まっているので、ミニネーム自体も、集中してやればわりと時間もかからずに終わります。そのミニネームをみながらネームをつくると、1ページ描くごとに悩む…ということが防げます。

 

 

*1:漫画の内容を文章で起こしたもの。書き方にルールはない。会話劇、ト書き、劇台本風、いろいろ。

*2:ネームの下書き。ネームはノートなどに描くことが多いが、ミニネームはもっと小さく描かれたもの。数センチ四方の小さい四角を1ページとしたり、A4用紙を8つに折ったり4つに折ったりした四角の中に描いたりする。作らない人もいる。

*3:漫画の下書き、の下書き。コマ割りやどんな絵をいれるかざっと描いてある。

*4:プロットの書き方は人によってまったく違い、小説風、会話劇、劇の台本、ト書き、まったくの一言メモのみ…などいろいろあるそうです。ちなみに自分は、現在連載中の19時半から打ち合わせでは、「会話劇」のプロットを作ってます。(まったくの会話のみではなく、状況などは折々書きます)

*5:ご参考までに、外で文章を作るためのサポートツール。所持品ですが、いまはあまり使っていません。

(1)キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック 

DM100はケーブルがついていて、テキストファイルをPC(Macも)に送れるようになったので、しばらく使っていました。 

(2)iBUFFALO Bluetooth3.0対応 折りたたみキーボード ケース付き ブラック 【PlayStation4,PS4 動作確認済】 BSKBB15BK

iPhoneとBluetoothでつなげて、Googleドキュメントに打ち込んだりとか。でもPCの速度に慣れているとちょっと遅く感じたり、変換キーが違ったりして多少ストレスがあるので、必要に応じて使う程度になりました。