読んだ本

読書ブームがきたのでKindleでいろいろ読んでました。のメモ。

ネタバレになりそうなところは、ネタバレタグで囲み、白文字反転にしました。
例)<ネタバレ>こんなふうに。</ネタバレ>

リンクは単行本のページに飛ぶ仕様ですが、すべてにKindle版があります。

 

「夜行」 著・森見登美彦 

夜行

夜行単行本版Kindle版

本でも買ったのだけど、ちょっとホラーテイスト森見先生だったので「ピィ」と鳴いて閉じてしまい、読めていなかった夜行。Kindleで出ていたので改めて購入して、通勤電車の中で読みました。こわかったけど面白かった!読後感がよかったのでやっぱり読んでよかったです。

主人公がかつての英会話スクールの仲間5人に連絡をとり、久しぶりに会おうと京都へ向かうところから話ははじまります。道すがら、見かけた女性に既視感を覚える主人公。そうです、彼女は十年前に失踪した、英会話スクールの「6人目」の仲間・長谷川さんにそっくりだったのです…。

主人公と仲間たち5人による語りの形式をとっての、入れ替わり立ち替わりの「百物語」のような構成。「6人目」長谷川さんの失踪から、それぞれが体験した「夜」と、夜をくぐり抜けた先にあるものとは?

ハードカバーの装丁めちゃくちゃ綺麗なので、実物もぜひ本屋さんでみていただきたい。「欲しくなる」本。

小学館の「夜行」特設サイトもまだ見ることができますので、ぜひ。

www.shogakukan.co.jp

ところで私は「夜行」を「やぎょう」と読んでしまいます。読者によって呼び方が分かれそうなので、面白いですね。 

 

「熱帯」 著・森見登美彦 

熱帯

熱帯単行本版Kindle版

これは、最後まで読めた人間はただの一人もいない「熱帯」という小説にまつわる小説。

自分は森見登美彦先生の本が大好きなんですよね。というわけで2冊目は、これもまだ読めていなかった「熱帯」にしました。「夜行」「熱帯」の順番で読んでよかったなあと思います。(発行の順番通りに読むとそうなるのですが)「熱帯」はとてもボリュームがあるので、がっつり小説にとびこみたい!という気持ちをとても満たしてくれました!本屋さんで見ると厚みにビックリしますよ。ズッシリと重たい、でも装丁が軽やかで爽やかなカラーなので(タイトルの文字もかわいい)、気になってしまう。

スランプに陥っている森見先生はある日、「謎」を秘めた本だけを持ち寄り披露し合うという「沈黙読書会」なる会合に参加する。森見先生には、本当は持っていきたい本があった。しかしそれは叶わない。なぜなら、読み終える前に手元から消えるようになくなってしまったから。かわりに先生は「千一夜物語」をたずさえ、お出かけする。

しかし出かけた先の「沈黙読書会」で謎を語り合う人々の中に、先生はある女性と、彼女の持っている本を見つける。文庫本サイズよりちょっと縦長、幾何学模様の表紙には、「熱帯」の文字。それこそが森見先生の手からすり抜け、あんなに面白かったのに最後まで読むことが叶わなかった本。その本を手にした女性は語る。

「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」

文藝春秋の公式サイトがあったり、ツイッターでも専用アカウントがあったり、謎解きイベントが開催されるなど盛り上がっていた「熱帯」、もっと早く読んでいればイベントに参加できたのに…うう…といまごろハンケチをかみしめながら眺めるのみなのです。いつか森見先生のトークショーに行ってみたいなあ。

www.bunshun.co.jp

twitter.com

あと森見先生ははてなブログをされてて面白くて最高なので、こちらも是非。

tomio.hatenablog.com