投稿用原稿用紙(商業用・B4)を家庭用A4スキャナで取り込む

線画やペン入れはアナログ、その後のトーン・ベタ・写植(セリフ入れ)はデジタルで! という場合に、家庭用A4スキャナでどう線画とりこんでいたかのメモ。

PhotoshopのPhotomerge(フォトマージ)という機能を使います。

 

 

環境

機種:iMac(Retina 4K, 21.5-inch, Late 2015)

OS:Mojave10.14

ソフト:Adobe Photoshop CC 2019

 

必要なもの

  • 家庭用A4スキャナ
  • Photoshop

 

自分が使っているスキャナは普通の家庭用A4スキャナで、9千円くらいです。

 

Canon  スキャナ フラッドベッド A4対応 CanoScan LiDE220

Canon スキャナ フラッドベッド A4対応 CanoScan LiDE220

現在は後継機がバンバン出ていると思います。iMacにUSBで挿して、イメージキャプチャで原稿をスキャンしています。

 

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机の上にたてておける(スタンドがついている)ので、省スペースなのがおすすめポイントです。原稿を読み込むときもこのまま使っています。

 

やり方

B4(投稿用)の漫画原稿用紙に描いた線画を取り込む、という設定で話を進めます。

拙作「19時半から打ち合わせ」第48話の1ページ目をスキャンしてみましょう。

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(1)A4スキャナで原稿を取り込む

印刷にかけることを予定している場合、解像度は、白黒の場合は600dpi、カラーは350dpiでスキャンしておきましょう。

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上半分、下半分をそれぞれスキャン。2つの画像データができます。 

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(2)Photshopをひらく

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(3)上部メニュー>ファイル>自動処理>Photomerge

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(4)合成したいファイルを選択>OK

自動で処理が進むのを眺めます。うまくいけば重なったファイルが出来上がります。レイヤーは別々のまま、グループ状態で自動処理は止まります。

youtu.be

なお自分は、自動処理が終わったら、すぐにレイヤー結合します。

 

Photomergeに失敗したら

Photomergeは、結合するファイル同士の「重複する箇所」をPhotoshop側で自動的に判断して画像を重ねてくれる機能です。

なので、2つの画像同士に「重複する箇所」が少ないと、自動処理には失敗します。

その場合は以下の対処をしてます。

 

◎方法1
余白に適当な落書きをして「重複する箇所」を増やし、再スキャン

2つのファイルの境目になる箇所の余白に、適当に落書きをします。

再度スキャンすると「重複する箇所」が増えるので、Photomergeが成功しやすくなります。

 

◎方法2
手動で結合させる

Photomergeは無理!と思ったら手動で結合するのもありです。

レイヤーを「乗算」モードにして、透かしながら重ねる。

youtu.be

 

◎方法3
片方のレイヤーを「差の絶対値」モードにして、差分をはっきり確認しながら重ねる。

「差の絶対値」モードにすると、重ねた相手のレイヤーと異なる部分は白で表示されます。なので、画像全体が黒になれば、ビタリと重なっている、というわけです。重ねることができたら、モードを通常にもどし、2つの画像を結合します。

youtu.be

 

おわりに

まだ学生だった頃、図書館でイラストレーターのための雑誌か何かを読んで知ってから、ずっとこのPhotomerge機能にはお世話になっていて、「19時半から打ち合わせ」のマンガ原稿もいつもこれで取り込んでいます。

なおPhotomergeが無事に処理できても、よく見ると多少ずれていることはあるのですが、ガサツなのであんまり気にしてません。

フルデジタルにすればPhotomergeともお別れなのですが、まだアナログの線の再現ができないのだ。むずかしい。