最近のマンガの作業工程

去年の8月に、その時点での自分の「マンガ作りの工程」を雑文にしたためていたようなのですが、最近はまたちょっと変わってきました。

最近はこんな感じです。

(1)会話劇(セリフ)でプロットをつくる

(2)プロットを読みながら頭の中でネームをイメージし、1ページ相当で区切りのしるしをつけていく

(3)クリスタに(2)のセリフをコピペしていくかたちでネームをきる(コマ割りは(2)でイメージしたものを基準に。実際配置してみるとセリフやコマが多かったり少なかったりするのを調整しつつ)

(4)作画

去年の作業工程とくらべると、ミニネームが完全に省かれました。 これだとネームが大方コピペで済むので、だいぶん楽です。

 

重要なのはやっぱり(1)で、ここで話の内容を全部決めてしまいます。なので自分は、(1)にかける時間が一番長いです。ただ、セリフは、じっさいに(3)でネームを切る時に「ちょっと文字数が多いから削ろう」「合いの手は邪魔、削ろう」「なくてもいい、削ろう」と、ちょこちょこ削ったりします。(削るばっかりだな)

この、ネームに入る前の段階で話の展開を会話劇(セリフ)で全部決めてしまう・・・というのは、自分の場合はこれが一番うまくいく、ということです。コマを割る時にセリフを考えると、とにかくうまくいかない。思考がしっちゃかめっちゃかなので、気持ちのいい言葉遊びみたいなセリフで無駄なコマがぽんぽん増え、そのくせ「話」が全然展開しないポエムマンガになってしまいます・・・プロットつくってもポエム多めになりがちですが・・・。

(ポエムというとなんだかバカにしているような雰囲気がありますが、素敵なモノローグを作る方はたくさんいます。無駄がなく、必要な言葉が乗っているから素敵なのです。自分の場合は、ただ感傷的なモノローグで悦に入っているだけで、マンガにとって不必要なものが増えがち)

コマを割りながら話を考えるタイプの方もいらっしゃり、すごいな〜と思います。昔は自分もそのタイプだと誤解していたので、マンガを最後まで仕上げられないことのほうがずーっと多かったです。お前はそのタイプではないぞと言ってあげたい・・・。

 

ちなみに、(1)の会話劇プロットを作るとき、いきなり1ページ目の会話を描こうとしてもうまくいかないことが多いです。そういうときにすることは2つくらいあります。

(A)ノートに全体の展開図を書いてみて、話の流れを整理する

(B)ドキュメントに重要な会話劇(オチはこう、とか、こういう話題が出る、とか)だけとにかく忘れないうちに書いてみる 。そっから枝葉を伸ばすようにして全体のあらすじを書いたのち、会話劇にととのえる

(A)も(B)もやっていることは同じで、全体の流れを整頓しておくということです。違いはノートに書く(図で示せるので俯瞰しやすい)か、ドキュメントにベタ打ちするかです。好みなので、ノートに書いて整理したいときはそうしますし、ベタ打ちでいいやというときはノートは使いません。